現在、マレーシアの首都クアラルンプールに猫7匹と人間2人で住んでいます。


主に猫との南国暮らしを綴ったブログです。

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今回の記事は、マレーシアで猫を飼ってるお友達と話していて、知らない方もけっこういたのでブログに書いてみようと思った次第です。

そんなこともう知ってるよーて人は流し見してください🙏

もしくは、今日本に住んでるし海外に住む予定も無いわーて人は
「へー。そんなことあるんかー。」
てな感じで読んでてください🙏





シンガポール🇸🇬とマレーシア🇲🇾
お隣同士の国で飛行機でも1時間ちょっと。
陸路(車)でもKLから渋滞なければ5時間ほど。

なので、コロナ前はかなりの人がシンガポール↔マレーシアを行き来してました。
シンガポールに近いマレーシアに住んで、車でシンガポール通勤する人とかもいました。
(最近は入国が楽になってまた行き来する人増えてきました)

なので、マレーシアからシンガポールに。
シンガポールからマレーシアに転勤や就職などで引っ越す人も多いと思います。
現に我が家も2年半前にシンガポールからマレーシアに転勤でやってきました。



で、何が言いたいかと言うと。
結論から言うと。


マレーシア🇲🇾から→シンガポール🇸🇬へのペットを連れての引越しは、とってもとっても大変🥺

ということです。



この「大変」の意味は、人間が手続きうんぬんで大変なのではありません。

「動物が」
とってもとっても大変なのです🥺🥺🥺




何が大変かと言うと、


手続きをきちんとしていても、全頭もれなく最低1ヶ月、シンガポールの隔離施設に動物のみ収容されてしまいます



猫を飼ったことがある方なら、これがどんなに大変なことかはわかるでしょう…。

引越しの移動でストレスMAXの後、そのまま飼い主と引き離されて1ヶ月間隔離というわけです…。






シンガポールは1953年以降狂犬病の発生が確認されておらず、「狂犬病清浄国」とされています。
また、とても狭い国なので、一旦狂犬病が出てしまえばあっという間に広まってしまう…ということもあるのか、動物の輸入に関しては日本より厳しくなっています。

シンガポールでは狂犬病の危険度で世界の国をAからDまで4つにカテゴリー分けしています。
日本は危険が少ないとされてるカテゴリーB(実際日本では1956年以降発生なし)で、狂犬病のワクチン接種やもろもろの手続きは必要なものの、入国後の隔離はなし。


対してマレーシアは、シンガポールのすぐお隣で距離も大阪~東京くらいしか離れていないのですが現在も狂犬病の発生している国。
(クアラルンプール近辺では少ないですが、ボルネオ島など東マレーシアでは発生件数多くなってます。)

というわけで、最も厳しい処置のあるカテゴリーDとされてます。

ヨーロッパや日本、オーストラリアなど以外のほとんどの国がカテゴリーDです。
タイもベトナムも中国もカテゴリーD。



わたしも、日本からシンガポールに猫連れて引っ越してきた時はこのシンガポールのシステムをよく知りませんでした。日本からだと隔離は無いので日本のところしか読んでなくて。



知ったのは、我が家がシンガポール→マレーシアに異動が決まった時。
UR氏の後任の方がタイからシンガポールにペットの猫を連れてやって来ることになったんです。

その時に当然猫は1ヶ月隔離されることになり、UR氏が後任の方と仲良かったのもあってわたしも隔離施設に一緒に行ったりしてこのことを知りました。


その時一緒に行って撮った隔離施設の写真がこちらです。(2020年2月)
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床面積は1.5畳くらい。
高さは2mくらいあって大人2人入れるくらいです
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隔離施設のスタッフさんがお世話をしてくれるし、獣医さんも勤務してるらしいけど…
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ここのお家の猫ちゃんも当時9歳だったので、持病などはなかったものの飼い主さんは1ヶ月の隔離ものすごくものすごく心配してました( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)


隔離施設はシンガポール中心部でなくかなり辺鄙な場所にあるにもかかわらず毎日様子見に行ってました。
そりゃそうだよね、わたしも絶対絶対そうします😭


てか、もうこの部屋に人間も一緒にここに隔離してくれ、て思う…。


この猫ちゃんは1ヶ月の隔離頑張って、その後シンガポールで2年元気に暮らして、今年日本に本帰国しました。



ちなみに、この1ヶ月の隔離に1匹約1000SGD≒10万円(2022.9現在のレート)かかります。
エアコン無しの部屋だと65000円くらいらしいけど…
南国のシンガポールでエアコン無しの部屋って…🥺


隔離なしでマレーシアやタイ(カテゴリーDの国)からシンガポールに入国するには、日本などのカテゴリーAかBの国に6ヶ月以上滞在してからになってしまいます。

日本に7時間くらいかけて飛行機乗って移動して、半年後にまた7時間くらいかけてシンガポールに引越し…

これまた動物にはかなりのストレス😭
1ヶ月の隔離とどっちがいいのか…悩ましいとこであります。

我が家もUR氏がまたシンガポールに転勤になるという可能性が0%ではないので他人事ではないのです…。


このように狂犬病発生国からの動物入国に関して厳しくしている国は他にもあります。


例えば、オーストラリアは、マレーシアからは直接動物を連れて行けません

(日本などの狂犬病清浄国に6ヶ月以上滞在後、渡航可)





我が家の次の異動はさて、いつどこへ…🥺
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オーストラリアならわたしは猫連れて日本に一旦帰国ですね💦
日本に帰るのもこれだけ頭数いると大変だけど…

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異動先シンガポールなったら、迷う…。ほんとに迷う…。

シニアのぱずたんと持病あるシータさんを1ヶ月隔離…😭
ううう…

一旦日本戻って半年してまたシンガポール…ううう…
7時間の飛行機の中心配で死にそうだったもんな…😭



たまにブログやSNSなどで、

「マレーシアもいいけど次はシンガポールに住みたいな~」
とか

「マレーシアで事業成功したら次はシンガポールに進出考えてます!」
とか

「タイの次はオーストラリアに移住かな~」

とか載せてる人で犬や猫飼ってる人がいてたりして、この隔離や連れて行けないこと知ってるのかな…とハラハラ勝手にしてます🥴


実際それらの国に引っ越さないといけなくなったとしても、知ってるのと知らないのとでは準備を始める時期が変わってくると思うので、今回ブログに載せてみました。

動物を連れて日本から海外に行くのと、
海外の国から動物をまた別の国に連れて行くのとではまた違うことがあるってのを頭の片隅に入れておくといいかも…です。






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