みなさまご無沙汰しています。




写ってる青いバケツは魚釣りに使ったものです。








鱧のお吸い物



トマトの冷麦
どこにトマト?と思いますよね。

静かな波音の聞こえる囲炉裏の間でゆっくりワインを飲む夕べ、幸せなひと時でした。
担当の中居さんも若干あきれてました。







えとせとらえとせとら・・・

りょこさんの夫をやっておりますUR氏です。
UR氏版ねころぐ最終回「北陸旅行 能登編」です。
エチオピアに戻って、たまっている仕事を片付けていたらあっというまに時間が経ってしまいました。今更ながらの北陸旅行最終回ですが、お付き合いいただければありがたいです。
ちなみに、今はエチオピアはお正月休み期間です。
何を言っているかわからない、という方もいらっしゃると思いますが、エチオピアには独自のカレンダーがあり、西暦でいう9月11日が元日になります。(今年はエチオピアン閏年のため、12日が元日です)
西暦2015年9月12日に、エチオピアは2009年のお正月を迎えます。6年の差わけわかりませんね。
さて、話は戻って、北陸最終章です。
金沢ぶらぶらを終え、特急列車に乗って一路和倉温泉を目指します。
金沢駅で買ったおつまみとビールですっかりいい気分の二人はあっという間にお昼寝モードに入り、目が覚めたときにはすでに和倉についていました。多少定刻よりも遅れたものの、1時間かそこらで着いたでしょうか。
駅までお迎えに来てくれていたバスに乗り込み、いざ、今回の旅の主目的地である旅館、多田屋さんに向かいます。

写真はWeb上からお借りしました。
そもそも今回の北陸旅行のきっかけになったのは、りょこさんの「多田屋に泊まってみたい!お部屋から魚釣りしたい!」という発言でした。
部屋から釣りってなんのこっちゃ・・・と思って調べてみると、この多田屋さんは本当にお部屋付の露天風呂が海に突き出しており、真下がもう海面ですので縁側から釣糸をたらせるのです!


部屋のつくりは、
・和室15帖
・囲炉裏の間
・次の間4.5帖
・縁側+陶器の温泉露天風呂
となっており、家族旅行でも充分かなと思える広さでした。
和室

囲炉裏の間

縁側+露天風呂

魚、結構釣れました。

シマアジの子供みたいな、なんだかよくわからない魚でしたが、厨房でカリッとから揚げにしてもらって美味しくいただきました。

夕方と翌朝で10匹ちょっと釣れたでしょうか。
足元のウキ釣りで小魚と戯れる時間はとても穏やかで楽しかったです。
縁側からの景色は、夕方・朝とも大変綺麗でした。


お風呂入って、釣りして、お風呂入って、釣りして・・・大半の時間をこの縁側で過ごしていた気がします。笑
さて、おなかがすいてきたところで、待ちわびた晩ごはんの時間です!
まずは前菜と釣った魚のから揚げとビールで乾杯。


次から次へとお料理が出てきたのですが、わたくし食べるのと飲むのにいっぱいいっぱいで写真ほとんど撮ってませんでした・・・。
世のブロガーの皆様は、こういう時でも冷静沈着にまず写真を撮ってるんですね、改めてすごいなと思います。
北陸旅行記担当のくせに料理の写真を撮り忘れた愚かな私は、りょこさんに平謝りして写真を何枚か恵んでいただき、この記事を書いてます。
もう料理の出た順番とか内容詳しくは覚えてないので写真の羅列で行きます。すみません。
雲丹の茶碗蒸し


タコのしゃぶしゃぶ

のどぐろの揚げ浸し


透明なおだしは、なんとトマト味なんです!
トマトをすりつぶして漉しているそうです。
赤くないのに味はしっかりトマトでびっくりしました。
これら以外に美味しいお刺身とステーキもあったのですが、写真に収められていませんでした…。
雑な紹介で申し訳ありませんが、海の幸たっぷりの絶品晩ごはんでした。
海辺だからと言ってお刺身がどーん!という感じではなく、どれも新鮮な海の幸をあえて手をかけて一品一品「お料理」として提供されていました。
この旅行の前後で寿司ばかり食べていた僕の舌と胃袋には、ちょうどよく優しいばんごはんでした。
メインにお肉も出たのですが、その時に調子に乗ってボトルワインを頼んでしまい、当然ながら食事中には飲みきらず残ってしまいました。
ですので、食後は囲炉裏の間で、ワインで2次会を開きました。

静かな波音の聞こえる囲炉裏の間でゆっくりワインを飲む夕べ、幸せなひと時でした。
翌朝、5時に起きたUR夫婦は前日に引き続き魚釣りに没頭。朝食前に数匹を釣り上げて、また朝ご飯にから揚げで出してもらいました。
左上のお皿です 笑

美味しい朝ご飯を食べ終わり、名残惜しいながらも旅館を後にします。
結局、能登に着いてからここまでまだ旅館から一歩も外出していません。笑
この日の夕方の便で能登空港から羽田に帰る予定のため、もう時間があまりありません。急いで観光に出発します。
とは言っても、能登ではあまり観光らしいことはせず。
能登食祭市場で魚介類のお土産を買いあさったりレンタカーでドライブしてみたり、そんな感じでのんびり過ごしました。


さて、ここまでお読みいただいて、普段からねころぐをご愛読いただいている読者の皆様なら、とある異常事態にお気づき頂いているかと思います。
そう、どこに行っても馬鹿の一つ覚えみたいに寿司ばっかり食べているUR夫婦が、海の幸が自慢の北陸に来たというのに、まだ一度も握り寿司を食べていません。
このままお寿司を食べずに東京に帰るなどということがはたしてあり得るでしょうか。もちろんあり得ませんでした。
金沢の晩ごはんでお寿司を食べずにのどぐろの酒蒸しを敢えて食べたのは、ここ能登の有名お寿司屋さん、幸寿司さんを訪れる予定があったからなのでした。
赤ニシ貝

シマダイ

白エビ

アワビ

コハダ

えとせとらえとせとら・・・
たっぷり能登のお寿司を堪能しました。味よしサービスよし雰囲気よし、大変すばらしいお昼ごはんを頂くことができました。
お勧めしていただいたchat-vertさん、ありがとうございました!
石川県では、久谷青窯さん、日航ホテルさん、浴衣体験、押し寿司体験、多田屋さん、幸寿しさん、乗ったタクシーの運転手さん、などなど、短時間の割にいろいろなところへ行き、いろいろな接客を受けましたが、どこもみな大変気持ちのよい接客、サービスをしていただいた印象がとても強いです。
今後、北陸、特に石川県はより一層観光立県としてその地位を高めていくと思いますが、そのうえでこういった接客、サービスの姿勢というのは大きな武器になるのでは、と思います。正直言って石川県には好印象しかありません。昔、中学生のころ、野球の全国大会で石川代表星稜中学に負けた恨みがありましたが、水に流します。笑
余談ですが、金沢ではお酒を飲む合間に飲む水=「チェイサー」のことを「和らぎ(やわらぎ)水」と言います。他の地域でも使っている言葉ですが、元は石川県酒造組合が公募して決めた名称だそうです。
とても綺麗な言葉ですね。
食事の後は能登島を一周ドライブして、早々に能登空港に向かいました。

能登空港から羽田はほんの1時間程度のフライトで、「北陸ってこんなに東京から近いのか!」と改めて感じました。北陸新幹線でのんびりいくもよし、飛行機でサクッといくもよし、どちらもそれぞれの良さがあり、時間の短縮を図りたいか、移動時間を充実させたいか、どちらに重きを置くかで移動手段を選択できるのも、北陸旅行のいいところかなと思います。
ちなみに、能登空港でおつまみとビールを購入し、離陸後30分くらいの間、金沢良かったね、能登もまた来たいね、とひとしきり話したあと、ふと窓の外を見ると左手に海岸線を見ながら飛行機は進んでいきます。
あれ?おかしいな。能登を出て30分、海岸線を左に見ながら進んでるということは、新潟あたりを北東に向かって進んでいるということ? え、てことは、このままいったら北海道とか行っちゃうわけ?
進行方向おかしくない?これは考えられる可能性はただ一つ・・・。この飛行機、ハイジャックされてない?
やばいよ!!!でも騒ぐのもまずいよ!!
とかなんとか言ってるうちに、飛行機は着陸態勢に入ってあっという間に羽田に着陸。
左手に見てた海岸線は、なんと茨城県の海岸で、見えてた海は太平洋で、進度は南西だったのでした。
能登を発ってからあまりにもあっという間に本州を横断して太平洋沿岸まで来ていたため、まさかすでに茨城だとは思いもよらず、夫婦ふたりで「どうする?そろそろ機内放送でハイジャックの事実が伝えられるんじゃ・・・」とか話してました。恥ずかしい。
そんなこんなで、楽しかった北陸旅行は幕を下ろしました。
この旅行では本当に石川の人々の優しさ、感じのよさに触れることができて、これまでなんとなく遠く感じてた北陸が物理的にも気分的にもぐっと近く感じられるようになりました。
事前にいろいろ情報を下さった方々にも、この場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
長々と4編に亘ってUR氏版ねころぐを書いてまいりました。
思ったのは、「いつも書いてる皆様ほんとすごい」というその一点です。僕は皆様のように毎日のように面白いこと書くのはとても無理ですが、今後も読者として皆様の記事を楽しく読ませていただきたいと思います。
もしも、またいつか書くことがあれば皆様にまたお目にかかりたいと思います。
4編に亘りお読みいただきありがとうございました。またいつか会いできる日を楽しみにしています。
その日まで、ごきげんよう。
コメント
コメント一覧 (11)
お名残惜しいなぁ(இ_இ`。)
また時々……にゃんしょん~エチオピアver~で登場してください♡
お二人の大好きな釣り三昧なお宿……めちゃくちゃ満喫してますね(〃艸〃)
りょこさんもUR氏も楽しそう♡
釣りたて魚の唐揚げなんて贅沢♪
そしてやはりここでも寿司(笑)
なんかこの絵が出ると安心しちゃう♪
白えび……一度食べてみたいなー♪chamoshu2015-09-13 22:35:32返信する
見た目もきれいで高級感のある旅館のお料理やお寿司が美味しそうですね♪(*^^*)
猫ちゃん達もかわいいです( 〃▽〃)ゆり。2015-09-13 23:20:47返信する
名残惜しいですが、読んでいてとても楽しい内容にまるでお二人と一緒に旅した気分に浸れましたよ~(人´エ`*)♪ありがとうございました!!
石川県が近くに感じて頂けて、本当にうれしいですね…♪
多田屋さんでの釣りもたっぷり楽しんだご様子…
釣ったお魚頂けるなんて最高ですね!
お鮨も堪能出来たご様子で何よりでした~!!!
O(≧∇≦)O
また、機会がありましたら、石川県にお二人でお越しくださいね♪(*´~`*)
楽しい石川旅レポありがとうございました。
お仕事もお疲れ様でした!!
にゃんずのみんにゃ、UR氏のにおいを嗅ぎながら、首を長~くして帰国を待ちわびていることでしょうね♪(*´艸`*)
mariboo2015-09-14 00:30:44返信する
UR氏さんのレポを見ると全部行きたくなってしまう!!本当に楽しかった~!!
既に行った気になってるかも?!
来週の金沢旅行の参考にさせてもらいます!!!
またUR氏さんのねこログも楽しみにしてまーす(๑˃̵ᴗ˂̵)و
hana2015-09-14 08:53:19返信する
夜までそれだけ飲んで、早起きもできるところが素晴らしいです!
URさんのブログ、とっても丁寧で、様子が伝わってきて楽しかったです♪
またの機会を楽しみにしています。エチオピアのこともとっても興味深い! 何年も暦の差があるなんて(*_*)
ニャンズちゃんが引き出しに入ってる図、見ると切なくなりますが、(きっとりょこさんも気持ち一緒に入ってる♡) お身体気をつけてお仕事がんばってくださいね(^-^)
sherry2015-09-14 11:09:21返信する
最終回まで読んでいただきありがとうございました。
また機会があったら書かせてもらおうと思います!
今回はこのお宿で釣りするのが主目的だったので、達成できてよかったです!
釣りたての魚のから揚げも美味しかったし、お寿司も堪能しましたー。
白エビものどぐろもさすがに本場は美味しかったです。
また行きたいし、皆さんにもぜひお勧めです!UR氏2015-09-14 22:47:26返信する
いつも読んでいただきありがとうございます。
任期の旅館のようなのですが、微妙にお盆休みを外していったので運よく希望の(釣りができる)部屋に泊まれました!
豪華なだけでなく、接客やサービスも細やかで、人気旅館なのが頷けました。
旅行するのは楽しいのですが、その間はネコたちと離れなければならないのが悲しいです。UR氏2015-09-14 22:51:34返信する
いつもコメントありがとうございます。
石川ほんと良かったです!
都道府県別魅力度ランキング、今後ますます上位に食い込んでいくでしょうね!
多田屋さんよかったですねー、景色も温泉も料理も接客も何から何まで満点でした!
せっせと働いて、またいつか泊まりに行きたいです。あ、でも加賀屋さんも気になるところですね・・・。
いろいろと教えていただいてありがとうございました。
またきっと北陸にはいくと思いますので、その時もいろいろ教えていただければありがたいです!UR氏2015-09-14 23:26:32返信する
コメントありがとうございます。
最終話まで読んでいただき有難いです。
そうですねー。
今回の能登は、思い切って観光はせずに、お宿を楽しむ計画にしました。
最近、お宿はケチって観光に力を入れる旅と、お宿を楽しむことを念頭に置いた旅と、けっこうメリハリをつけて旅行してる気がします。笑
来週金沢なんですね!
どうぞ素敵なご旅行を!
URろぐ、また機会がありましたら読んでいただけるとありがたいです。
りょこさんからは「自分のアカウントあるんだからそっちで書けばいいのに・・・」と言われてますが。笑UR氏2015-09-14 23:45:51返信する
最終話までお読みいただきありがとうございます!
良いお宿でした、ほんと堪能しました。
この北陸旅行はまだ帰国後2~3日の話なので、時差ボケ全開で、目覚ましなしでもそのくらいの時間に普通に起きれてました。笑
また機会がありましたらURろぐ書かせてもらいたいと思ってます。
もしそのチャンスがあれば、またお読みいただけると嬉しいです。
不在中はなるべく僕の匂いのするものをにゃんずの鼻の届くところに置いておいてほしいですね。笑UR氏2015-09-14 23:50:11返信する
多田屋さん、イイですね~。海外の団体客が多くて大味サービスな加賀屋さんよりもゆったり楽しめそう(尤も私が加賀屋に泊まったのは十数年前ですが)。
朝日が昇る海の太平洋側に暮らしていると、夕日が沈む海が懐かしいです!
日本海は、ひたすら明るい太平洋とは違った美しさがありますね。
七尾の食祭市場も懐かしいーー!
やっぱり北陸の海の幸は質が高いですよね☆
幸寿司、満足して頂けて良かった~!
お二人は本当にグルメでいらっしゃるから、こんな田舎のお寿司をどう思われるかと少し心配していたのでホッとしました。
赤貝に白えびに、美味しそう♪
兄弟大将、気さくで温かいですよね~。
幸寿司は、美食家だった私の亡き祖父がかなり入れあげた店で、ここの1枚板の欅カウンターは祖父の手配で手に入ったそうです。祖父の亡き後、大将の話でその事実を知った家族たちでした(笑)
そんな思い入れのあるお店なので、喜んで頂けてとても嬉しいです>^_^<
chat-vert2015-09-15 11:08:26返信する